歯周病と心筋梗塞・脳梗塞は関係するの?
近年、
歯周病と
• 心筋梗塞
• 動脈硬化
• 脳梗塞
との関連も研究されています。
歯周病では、
歯ぐきに慢性的な炎症が起こっています。
炎症が続くと、
• 炎症性サイトカイン(体の中で炎症を伝える物質)
• 細菌毒素(LPS)
• プロスタグランジン(炎症や痛みに関わる物質)
などが増えます。
また、
歯みがきや食事などで、歯周病菌が一時的に血流へ入ること(菌血症)もあります。
これが血管へ影響し、
動脈硬化との関連が研究されています。
ただし大切なのは、
「歯周病だけで心筋梗塞になる」
わけではない、
ということです。
実際には、
• 喫煙
• 糖尿病
• 高血圧
• 食生活
• 運動不足
など、多くの要因が関係します。
ですが、
お口の慢性炎症を減らすことは、全身管理の一つとして重要視されるようになってきています。
お口は、体の入り口です。
これまで5月・6月を通して、女性ホルモン、プロスタグランジン、炎症、そして歯周病と全身の健康との関係についてお話してきました。
歯周病は、お口の中だけの問題ではなく、体全体の健康とも深く関わる可能性があることが少しずつ分かってきています。
だからこそ、毎日のセルフケアと定期的な歯周病チェックが大切です。
これからも、患者様のお口だけでなく、全身の健康を考えたサポートを大切にしていきたいと思います。
出典:
• 日本歯周病学会
• American Academy of Periodontology
• Centers for Disease Control and Prevention (CDC)
• Preshaw PM et al. Periodontol 2000.
